2016年7月のひとりごと

 たて割班活動が盛んな本校では、高学年の子どもが低学年の子どもの面倒をみていることがよくあります。
 ほうきの使い方を教えたり、苗の植え方を教えたり、水やり当番の声かけをしたりしています。
 また、朝自習が始まるまでの間、1年生が5・6年生の教室に来て、遊んでもらったり、おんぶしてもらったりしている場面も見かけます。

 福山雅治さんのヒット曲に「家族になろうよ」という名曲があります。
 「♪ いつか お父さんみたいに大きな背中で いつか お母さんみたいに静かな優しさで ♪」
というサビの部分が有名ですが、私は、2番の
 「♪ 明日の 私はそれほど 変われないとしても 一歩ずつ 与えられる人から 与える人へ 変わって行けるなら ♪」
の部分も好きです。

 5・6年生も、1年生の頃は、与えられることがたくさんあったと思うのですが、今の様子を見ていると、だんだん、与えられる人から与える人になってきているな、成長しているということだな、と思います。

 余談になりますが、修学旅行の時に、子どもたちの部屋をまわっていると、担任にコーヒーを入れてくれた子がいました。夕食の時に、ステーキを運んできてくれた子もいました。社会の時間に、戦国武将について、教科書に載っていること以上に詳しく教えてくれた子もいます。
 低学年の子どもに対してだけでなく、担任に対しても、「与える人」になってきているなぁと思います。 
 

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2016年6月のひとりごと

 健康や長生きにつながるホルモンがあります。エンドルフィンというホルモンです。
 エンドルフィンは、前向きな気持ちでいるときに分泌されるそうです。また、笑顔のときも、たくさん分泌されるそうです。

 修学旅行の日の朝、たくさんの人たちに、手を振ってお見送りをしてもらい、バスの中から手を振り返していた子どもたちの顔が、とてもうれしそうでした。

 バスの中で歌っているときも、ものまねを聞いているときも、みんなで食事をしているときも、プールに入っているときも、遊覧船に乗っているときも、ルスツで遊んでいるときも、おやつを食べながら、おしゃべりをしているときも、おみやげ屋さんで木刀を買っているときも、とてもいい笑顔でした。

 次の日、学校に近づいてきて、駐車場にお迎えの人たちの姿が見えたときも、ほっとしたような、おだやかな笑顔が、バスの中に広がりました。

 たくさんのエンドルフィンを出し続けた、いい修学旅行だったなと思います。
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2016年5月のひとりごと

  道徳の時間、「友達のいいところをたくさん見つけて、書き出そう」という授業をしました。(1枚の紙に子どもたちの名前が印刷してあって、その横が空欄になっています。その空欄に書き込んでいきます。)
 書き出したものは、集めて、担任のほうで、1人ずつのことについてまとめ、あとから、まとめたものを本人に渡すという話をして、40分間ぐらい、ひたすら書き出してもらいました。
 書き出したものを読んでいて、「そうだよなぁ、この子はそういうところがいいところだよなぁ。」と、担任も感じていたところがたくさん出てきました。
 また、「そんな面もあったんだ。」というところも出てきました。
 普段から友達のいいところに目を向けている子どもたちだな、と感じていたのですが、改めて、その思いを強くしました。
 また、数日後、何人かの子どもたちに、「いいところのまとめ、まだ、出来上がらないのですか?」と訊かれました。
 子どもにとって(大人も同じかと思うのですが)、友達からどう見られているかということは、とても気になることなんだな、ということも、改めて思いました。

 数年前、この授業をして、やはり、まとめを子どもたちに渡したことがあります。半年ほどたったある日、「落ち込んだときに、あのまとめを読むと、元気が出てくるんだ。」と言っていた男の子がいました。
 この授業を通して、人の欠点ばかりに目を向けるのではなく、いいところを見ようとするくせを身につけてほしいと思い、この取り組みをしました。
 また、このまとめが、少しでも、子どもたちの元気や力になるといいなと思います。

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2016年4月のひとりごと

 まだ春休み中の1学期始業式の前日に、新6年生たちが、入学式の準備のために登校してきました。
 今回の異動で転入してきた先生たちも出勤していて、新6年生たちといっしょに入学式の準備作業をしていました。
 作業が終わり、新6年生たちが帰ったあと、転入してきたある先生が、
 「涙が出そうになるくらい感動した。」
と言っていました。
 何のことかと思って、話を聞くと、まず、その働きぶりがてきぱきしていたところが素晴らしいと言っていました。
 それから、「ここに、この飾りを貼って。」などと、ものを頼んだときに、返ってきた「はい。」という返事が素晴らしい、と言っていました。
 また、使い終わった使い捨て手ぶくろをどこに捨てるのかわからなくて、困っていると、
 「わたしも手ぶくろを捨てに行くので、先生の手ぶくろも、いっしょに捨てておきますよ。」
と新6年生に言われ、その気遣いが素晴らしい、と言っていました。
 
 てきぱきとした行動や返事や気遣いが身についているのは、家庭の影響が大きいと思うのですが、自分の学級の子どものそういうところをほめられるというのは、担任としてもうれしく思いました。
 大事なことが身についている子どもたちだなと思います。

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2016年3月のひとりごと

  学校だよりに「笑いは人の薬」という話が載っていました。
 そこには、笑いは免疫力を高めることや、ストレスを解消することなどが紹介されていました。
 そして、先日行われた児童会主催の「お笑い大会」の意義や、子どもたちのがんばりも書かれていました。

 同じく、児童会で、友達のいいところを見つけて、花びらの形をした紙にそれを書き、その花びらを模造紙に貼っていく「フラワーガーデン」という取り組みをしていました。
 できあがった「フラワーガーデン」を読んでいると、
 「○○くんは、おもしろいことを言って、笑わせてくれるところがいいところです。」
などと書いて貼ってある花びらが、何枚かありました。
 児童会役員選挙の立会演説会では、推薦責任者が、候補者のことを、
 「○○さんのいいところは、笑顔が素敵なところです。」
と述べていました。(そう述べている推薦責任者も、いい笑顔で演説していました。)

 フラワーガーデンや、立会演説会や、お笑い大会のような特別な場面ではなくても、教室では、毎日のように、笑い声が聞こえます。

 学校だよりには、笑顔はちょっとした間違いを許し、いがみ合いをなくす、といったことも書かれていました。

 健康にいい影響を与える「笑い」を自分たちで作りだし、いい人間関係で学校生活を送っている子どもたちだなと思います。

シマエナガ

2016年2月のひとりごと

  理科で「人のたんじょう」の学習をしました。
 その単元の学習が終わり、子どもたちに、学習して思ったことを書いてもらいました。
 お母さんのおなかの中に38週間もいたこと、しかも、水の中にいたということに驚きを感じていた子どもたちがいました。
 また、おなかの中で、お母さんとへその緒でつながっていたことに驚きを感じていた子もいました。
 5年生の理科では、メダカやカボチャなどの学習もしたので、そのことも関連付けて、魚や植物や人間のつながりについての感想を書いている子もいました。
 そして、自分の誕生と結び付けて、
 「こんなふうに自分も生まれてきたんだなと思った。」
 「人が生まれるのは、すごいと思った。」
という感想を書いている子どもたちもいました。
 また、1億から5億の精子の中で、1番最初に卵子にたどり着いた、いわば、1番生命力の強い精子が卵子と出会って、自分が生まれたんだという学習もしたので、
 「生命のたんじょうは、簡単ではないんだなぁと思った。」
 「自分が生まれてよかった。」
 「人が生まれるのは、きせきなんだと思った。」
という感想も見られました。
 せっかくの奇跡の生命、せっかくの奇跡の人生、大切にしてほしいなと思います。

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2016年1月のひとりごと

 冬休みに、本校の卒業生である中学生が6人、「勉強を教えてください。」と小学校を訪ねてきました。
 数学の学習が中心だったのですが、教えていて、小学校3年生の頃は苦手だったことが、今はスムーズにできていることが多いなぁと思いました。
 中学生を小学3年生の頃と比べているので、同じままではないというのは、当たり前の話なのですが、ここで言いたいのは、そのときには、すぐにはできなくても、こつこつと努力を積み重ねているうちに、いつのまにかできるようになっていたということって、よくあることだなぁということです。

 また、数年前に、やはり、「勉強を教えてください。」と訪ねてきた教え子がいました。子といっても、社会人です。「仕事をしていて、どうしても、ここの計算の仕方がわからなくて困っているので、算数を教えてほしい。」とのことでした。
 基本に戻って、いっしょに、小学校の算数から復習していくなかで、仕事上の計算のやり方もわかったようでした。
 やる気さえあれば、何才からでも学び直せるものだなと思いました。

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2015年12月のひとりごと

 保健の授業で「心」について学習しました。
 心は大脳の働きである、
 心は年令とともに発達する、
 心の発達のためには、いろいろな人と接することが大切である、
 悩みは一人で抱え込まないで、誰かに相談するとよい、
などのことが、教科書に載っています。
 また、教科書には、「人のいいところを見るようにしよう。」ということも載っています。

 本当に仲のよい5年生たちですが、この「人のいいところを見るようにする」ということができているところも、仲のよい原因の1つなのかなと思います。

 人には、考え方のくせみたいなものがあって、「人の欠点やいやなところに気がいってしまいがちになるくせ」と「人のいいところに目を向けようとするくせ」があるように思います。

 5年生の子どもたちの様子を改めて思い返してみると、人の欠点よりも、いいところに目を向けようとする子どもたちだなと思います。
 一人ひとりの心の持ち方が、全体の仲のよさにつながっていると思います。

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2015年11月のひとりごと

 道徳の時間、下にある絵を子どもたちに見せて、
「この絵に描かれている人は、若い女の人に見えるか、お年寄りの女の人に見えるか。」
と訊きました。

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 若い女の人に見えると言った子どもが7名、お年寄りの女の人に見えると言った子どもが3名いました。

 初めてこの絵を見たときに、私は、若い女の人に見えました。
 私の周りには、「80才ぐらいの女の人に見える。」と言っていた人もいて、私は、その人はふざけてそんなことを言っている、と思いました。
 しかし、その人は「本当に、80才ぐらいに見える。」と力説し、ほかにも、「お年寄りに見える。」と言う人が何人かいたので、ふざけているのではないということがわかりました。
 でも、どうして、この女の人がお年寄りに見えるのかは、わかりませんでした。
 反対に、「お年寄りに見える。」と言っていた人たちは、「どうして、この女の人が、若く見えるのかがわからない。」と言っていました。

 私は、しばらくその絵を見ていて、やっと、お年寄りに見えるという見方がわかりました。

 5年生の教室では、お年寄りに見えると言っていた子どもが、ここが鼻で、ここがあごで…と説明してくれました。その説明を聞いていたもう一方のグループの子どもの中の1人が、しばらく、その絵を見ていて、急に「キャッ」と小さな声を出しました。(魔女のようなお年寄りに見えた瞬間なのでは、と思います。)

 自分の見方だけが正しい、自分の考え方だけが正しい、と思わないで、ほかの見方や考え方に対して、「そういう見方や考え方もあるか。」と耳を傾けることも大切なことではないだろうか、という話をして、道徳の授業が終わりました。

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2015年10月のひとりごと

 前期の委員会活動が終わり、メンバーが替わって、後期の活動が始まりました。
 今年度、私は、図書委員会を担当しています。
 後期の活動計画を決める数日前に、図書委員長が、職員室にいた私のところへ、後期はこんな活動をしたいという話をしに来ました。
 これまでの活動をもとにしながら、新しいアイデアも盛り込まれていました。
 更に、自分の考えをよりわかってもらうために、具体物も持ってきていて、それを使っての説明もしていました。
 「しおり作りをしようと思うんですけど、ひもの部分をこれまでのモールから、とうきびの皮に変えてみたらいいかと思うんですけど…」
と言って、実際に持ってきたとうきびの皮を取り出して、説明していました。
 「こういう案で、図書委員のみんなに提案しようと思うんですけど、どうですか?」
ということでした。
 すばらしいと思いました。
 (この会話を近くで聞いていたほかの先生は、「自分で会社を作って、やっていけそうな感じですね。」と言っていました。)
 分数のたし算ができるようになったり、都道府県を覚えたり、開脚前転ができるようになったりと、学校に来て学習することでつく力がたくさんありますが、このような「自分の役割を自覚して行動する」「よりよいものを作るために方法を考えて、それを人にわかりやすく伝える」という力も身につけてほしい大事な力の一つです。
 今の5年生も、今年の6年生を良きお手本にして、素敵なリーダーになってほしいなと思います。

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プロフィール

かがやき

Author:かがやき
 北海道の小学校教諭です。また、日本メンタルヘルス協会で心理学を学び、基礎心理カウンセラーの資格を頂きました。特別な出来事ではない、日常の学校生活の出来事や感じたことなどをお伝えしていきます。その中で、子育ての参考になることが少しでもあれば幸いです。

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