2014年4月のひとりごと

 いつの間にか、日が長くなってきました。
 ポカポカとした気温になり、ふきのとうも顔を出し始めました。
 春を感じるこの季節、今年も入学式が行われました。
 毎年のことですが、何度見ても、入学式っていいものだなぁと思います。
 そこには、希望に満ちあふれた1年生がいます。
 それを見守るお母さん、お父さん、上級生、地域の人、教職員がいます。
 会場にいるみんなが、温かい目で見守っています。

 上級生たちは、1つ学年が上がり、1年生も入ってきて、また、新鮮な気持ちで、新学期を迎えたことでしょう。

 そんな子どもたちの気持ちを大切にして、私もがんばっていきたいと思っています。
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2014年3月のひとりごと

 「お父ちゃんのように、ぼくも命がけで仕事をしたかった。」
 「大好きな野球もしたかった。」
 「お母ちゃんのように、アホみたく人を好きになりたかった。」

 これらは「ごちそうさん」という朝の連続ドラマを見ていたときに、戦争に行くことになった青年が、母親に言っていた言葉です。

 「みんなといっしょに、学校へ行きたいなぁ~」
 「おいしいラーメンが食べたいなぁ~」
 「お外で遊びたいなぁ~」
 「元気になりたいなぁ~」
 「お母さん、お父さんを安心させてあげたいなぁ~」

 これらは、日本メンタルヘルス協会の衛藤先生が教えてくださった、重い病気で限られた命の時間を生きている子どもたちのしたいこと、いつかどうしてもかなえたいと思っている夢だそうです。

 毎日の学校生活の中で、自分の思い通りにならないことがたくさんあります。
 でも、私たちの日常生活は、夢のような毎日なんだということを、子どもたちに伝えていきたいと思っています。

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2014年2月のひとりごと

  朝、教室へ行くと、私の机の周りに子どもたちが集まってきて、話し始めることがよくあります。

 「昨日、パパといっしょに、コンビニまでランニングをして、アイスを買って、また、ランニングをして、家に帰ったんだよ。」

 「じいちゃんが雪山を作ってくれて、その雪山でスキーの練習をして、滑ることができるようになったんだよ。」

 「父ちゃんといっしょに、車庫の屋根の雪下ろしをして、そのあと、そりに乗って、父ちゃんに引っ張ってもらったんだよ。」

 「ママが、『8時までにかたづけを終わらせて、8時から、みんなでマリオカートを30分間やろうか。』と言ったので、かたづけをがんばって、みんなで、マリオカートをして遊んだんだよ。」

 ほかにも、いろいろな話をたくさん聞かせてくれます。

 家族が自分と関わってくれたことを話すときは、特に、うれしそうな表情で話しているなぁと感じます。

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2014年1月のひとりごと

 環境の改善のことで、2つのお話を聞きました。

 1つは、ある家のお話です。
 その家では、子どもたちが靴をそろえて置くことが、なかなかできなかったそうです。
 お母さんが、
 「玄関の靴をきちんと揃えなさいよ。」
と言うと、
 「はーい。」
と返事はするけれど、いつもぐちゃぐちゃのままで、なかなか改善されなかったそうです。
 すると、その家のお父さんが、チョークで玄関に靴の足型を描いて、
 「靴はこの枠の中に置こう。だれがきちんと置くことができるか、競争だ。」
と言ったそうです。
 それから、その家の玄関の靴は、きちんと並ぶようになったということです。

 もう1つは、国際空港のトイレの話です。
 国際空港のトイレは、たくさんの人が使うので、掃除が大変で、人件費がとてもかかるそうです。
 (この飛び散っているしずくをどうにかできないか。)
と考えて、男子用の小便器にハエの絵のシールを貼ったそうです。
 すると、そのハエを狙っておしっこをする人が多いので、しずくの飛び散りが減って、トイレ掃除の人件費が激減したそうです。

 本校の事務の先生が、子どもたちに、
 「学校のこんなところが危険だから直してほしい」とか「こんなものが学校にあったらいいな」などのことがあったら書いてくださいというアンケートを取っていました。
 そして、「こんな意見がありました」ということを模造紙にまとめて廊下に貼ってありました。(1つ1つの意見に対するコメントも書かれていました。)
 それを読むと、
 「学校のトイレは怖くて入りづらいので、かわいい壁にしてほしい。」
というようなことを書いていた低学年の子がいました。
 その数日後、トイレの戸にかわいいシールが貼られていました。そのあとから、トイレに入りやすくなったという声を聞きました。

 長年学校で働いていますが、私には、なかった発想でした。
 環境のちょっとした工夫は大事なことだなと考えさせられた出来事でした。

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2013年12月のひとりごと

 朝の会の「みんなから」のコーナーで、
「3時間目の理科の実験が楽しみです。」
「今日の学芸会の練習が楽しみです。」
などの発言を聞くことが、たびたびあります。

 休み時間に、
「4時間目の算数は、どんなことをするのですか?」
「どうやったら答えを出せるか、絵や言葉をホワイトボードにかいて、説明してもらう勉強をするよ。」
「その勉強、大好き。」
などという会話をすることも、あります。

 帰りの会の「みんなから」のコーナーで、
「今日、跳び箱で5段が跳べて、うれしかったです。」
「今日の社会で、調べたことを紙にまとめる勉強が楽しかったです。」
「リコーダーのテストで合格してうれしかったです。」
などの発言を聞くことも、たびたびあります。

 海外旅行に行くとか、宝くじで大金が当たるとか、オリンピックで金メダルを取るとかの特別な出来事も、もちろんうれしい出来事でしょう。
 しかし、特別な出来事にしか喜びや楽しさを見いだせないのなら、それは、問題があるのではないかと思います。そこにしか喜びを感じないのなら、きっと、普段の生活では、足りないところにばかり目がいって、不満ばかりが多くなっていくのではないかと思うからです。

 普段の生活の中のちょっとしたことに、喜びや楽しさを感じることができる子どもたちだなと思います。とても大事なことが身についている子どもたちだなと思います。

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2013年11月のひとりごと

 本校には、1年生から6年生まで、各学年2名ずつぐらいで構成するたて割り班というものがあります。
 毎日の掃除は、このたて割り班でおこなっています。
 また、全校給食、花壇の花の苗植え、水田での米作り、炊飯学習などの活動も、このたて割り班でおこなっています。
 
 子どもたちの様子を見ていると、掃除の始まりに、
 「今日は、○○がモップがけをやって。」
 「机拭きは○○がやって。」
と班長が指示を出しています。
 また、低学年の子が持っている水の入った重たそうなバケツを上の学年の子が、いっしょに持ってあげたり、手の届かない高い場所の黒板消しを手伝ってあげたりしています。
 ちょっとふざけて、掃除の手が止まっている子がいると、注意したりもしてます。
 炊飯学習のときには、イモの皮のむき方を教えたり、花壇での作業のときには、苗の植え方を教えたりもしています。

 また、掃除をしながら、
 「4年生は学芸会で何をやるの?」
 「(集会の)お祭りでは、今年も6年生はお化け屋敷を作るの?」
などと話をしていることもあります。

 掃除の場所は2週間ごとに場所が変わり、それぞれの場所に、担当の先生がいるので、いろいろな先生に接したり、いろいろな教室の掲示物を目にしたりもします。

 このように、異学年の集団の中で活動することを通して、自然と身に着く力があるのではないかと思います。
 たて割り班活動は、本校の教育活動の特長の1つではないかと思います。

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2013年10月のひとりごと

  朝、学校に向かって歩いていると、子どもたちに会うことがよくあります。
 まだ、子どもたちから30メートルくらい離れているのに、私に気がついて、30メートル先から大きな声で、
「おはようございます」
と元気にあいさつする子どもたちがいます。

 また、別の道から来る子どもで、やはり、30メートルくらい離れているのに、
 「おはようございます」
と元気にあいさつをして、更に、走って来て、私に追いつき、前の日の出来事などを話してくれる子もいます。

 とても気持ちよく、学校生活の1日が始まります。

 帰りの会で、全員で声を合わせて、
 「さようなら」
とあいさつをしますが、そのあとに、私の近くに寄って来て、もう1度、
 「先生、さようなら。」
とあいさつをして帰る子どもたちもいます。

 「あいさつができる」というとても大切なことが身についている子どもたちだなと思います。

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2013年9月のひとりごと

  先日、学級通信に「ゆらぎ」というリズムのことを書きました。
 今回の「ひとりごと」は、ある曲の歌詞に関わって思ったことを書きたいと思います。
 これまでに、何度か子どもたちに
「なぜ、勉強するのか。」
ということを訊かれたことがあります。それは、ほとんどの人が、1度は疑問に思うことだと思います。
「なぜ勉強するのか。」もう少し広げて、「なぜ働くのか。」と子どもたちに尋ねられたとき、どう答えたらいいでしょうか。
 ぼんやりとした答えは自分なりにあったのですが、数年前に、ミスターチルドレンの「彩り」という曲を聴いたときに、「そう、そう。」と思いました。

    ♪ ぼくのした単純作業が、
      この世界を回りまわって、
      まだ出会ったことのない人の
      笑い声を作っていく  ♪

 ぼんやりと思っていたことが、そこに明確にまとめられていました。
 もちろん、「自分のために」ということは、はずせませんが、もう1つ、「人の役に立つために」ということも、はずせない、大切なところだと思います。
 人の役に立っているという実感は、働く原動力、生きていく原動力になるのではないかと思います。
 子どもの頃から、ちょっとしたことでも、人の役に立っているという実感を持たせることが、学校でも、家庭でも、大切だと思います。
「ありがとう」の言葉をかけてもらえると、その実感は、更に強まるだろうなと思います。

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2013年8月のひとりごと

  1学期の終業式の日、私の机の向かい側にもう1つ椅子を置いて、子どもたちを1人ずつ呼んで、
「1学期は、特に、わり算の勉強と図書委員会の仕事をがんばったね。」
などと話をしながら、「あゆみ」を渡していました。
 「あゆみ」を渡されて、席を立ったときに、子どもたちが、
「ありがとうございました。」
と言って、自分の席に戻っていきました。

「ありがとうの言葉をたくさん使っていると、また、ありがとうと言いたくなるようなことが起こる、反対に、いつも文句ばかり言っていると、また、文句を言いたくなるようなことが起こる。」
という言葉を聞いたことがあります。

 これまでの自分のことを振り返ってみても、確かにそういうところって、あるかもしれないなぁと思います。

「ありがとう」の言葉を言える子どもたちでよかったなと思います。

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2013年7月のひとりごと

  社会見学のとき、帰る時刻になったので、見学場所の駐車場で、バスを待っていました。
 ところが、バスが駐車場に来る時刻が遅れるという連絡が来ました。子どもたちは、バスが来るまで退屈するだろうなぁと思ったのですが、そんなことはありませんでした。
 駐車場の横に生えていた草を使って、草笛を作って、鳴らし始めた子がいました。
 そのやり方を教えてもらっている子もたくさんいました。バスが来るまで、草笛鳴らしを続けて、全然退屈していませんでした。

 先日、図工の授業で「ふわりくるくる風パワー」という工作をしました。
 前の日の夕方、私が自分で作って、うちわで扇いでみたのですが、思ったような動きをせず、あまり、おもしろくないかなぁと思いました。
 ところが、次の日、子どもたちは、作品を完成させたあと、扇ぎ方をいろいろ試したり、前へ進ませる競争をしたり、どこまで浮き上がるか挑戦したりしながら、楽しんで遊んでいました。

 今の子どもたちは、ゲーム機でばかり遊んで…というようなことを言われることがありますが、そんなこともないなぁと思います。
 近くにあるのもので、工夫して、楽しんで遊んでいます。
 昔も今も、やっぱり、子どもは遊びの天才だなぁと思います。

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プロフィール

かがやき

Author:かがやき
 北海道の小学校教諭です。また、日本メンタルヘルス協会で心理学を学び、基礎心理カウンセラーの資格を頂きました。特別な出来事ではない、日常の学校生活の出来事や感じたことなどをお伝えしていきます。その中で、子育ての参考になることが少しでもあれば幸いです。

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