2016年2月のひとりごと

  理科で「人のたんじょう」の学習をしました。
 その単元の学習が終わり、子どもたちに、学習して思ったことを書いてもらいました。
 お母さんのおなかの中に38週間もいたこと、しかも、水の中にいたということに驚きを感じていた子どもたちがいました。
 また、おなかの中で、お母さんとへその緒でつながっていたことに驚きを感じていた子もいました。
 5年生の理科では、メダカやカボチャなどの学習もしたので、そのことも関連付けて、魚や植物や人間のつながりについての感想を書いている子もいました。
 そして、自分の誕生と結び付けて、
 「こんなふうに自分も生まれてきたんだなと思った。」
 「人が生まれるのは、すごいと思った。」
という感想を書いている子どもたちもいました。
 また、1億から5億の精子の中で、1番最初に卵子にたどり着いた、いわば、1番生命力の強い精子が卵子と出会って、自分が生まれたんだという学習もしたので、
 「生命のたんじょうは、簡単ではないんだなぁと思った。」
 「自分が生まれてよかった。」
 「人が生まれるのは、きせきなんだと思った。」
という感想も見られました。
 せっかくの奇跡の生命、せっかくの奇跡の人生、大切にしてほしいなと思います。

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2016年1月のひとりごと

 冬休みに、本校の卒業生である中学生が6人、「勉強を教えてください。」と小学校を訪ねてきました。
 数学の学習が中心だったのですが、教えていて、小学校3年生の頃は苦手だったことが、今はスムーズにできていることが多いなぁと思いました。
 中学生を小学3年生の頃と比べているので、同じままではないというのは、当たり前の話なのですが、ここで言いたいのは、そのときには、すぐにはできなくても、こつこつと努力を積み重ねているうちに、いつのまにかできるようになっていたということって、よくあることだなぁということです。

 また、数年前に、やはり、「勉強を教えてください。」と訪ねてきた教え子がいました。子といっても、社会人です。「仕事をしていて、どうしても、ここの計算の仕方がわからなくて困っているので、算数を教えてほしい。」とのことでした。
 基本に戻って、いっしょに、小学校の算数から復習していくなかで、仕事上の計算のやり方もわかったようでした。
 やる気さえあれば、何才からでも学び直せるものだなと思いました。

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2015年12月のひとりごと

 保健の授業で「心」について学習しました。
 心は大脳の働きである、
 心は年令とともに発達する、
 心の発達のためには、いろいろな人と接することが大切である、
 悩みは一人で抱え込まないで、誰かに相談するとよい、
などのことが、教科書に載っています。
 また、教科書には、「人のいいところを見るようにしよう。」ということも載っています。

 本当に仲のよい5年生たちですが、この「人のいいところを見るようにする」ということができているところも、仲のよい原因の1つなのかなと思います。

 人には、考え方のくせみたいなものがあって、「人の欠点やいやなところに気がいってしまいがちになるくせ」と「人のいいところに目を向けようとするくせ」があるように思います。

 5年生の子どもたちの様子を改めて思い返してみると、人の欠点よりも、いいところに目を向けようとする子どもたちだなと思います。
 一人ひとりの心の持ち方が、全体の仲のよさにつながっていると思います。

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2015年11月のひとりごと

 道徳の時間、下にある絵を子どもたちに見せて、
「この絵に描かれている人は、若い女の人に見えるか、お年寄りの女の人に見えるか。」
と訊きました。

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 若い女の人に見えると言った子どもが7名、お年寄りの女の人に見えると言った子どもが3名いました。

 初めてこの絵を見たときに、私は、若い女の人に見えました。
 私の周りには、「80才ぐらいの女の人に見える。」と言っていた人もいて、私は、その人はふざけてそんなことを言っている、と思いました。
 しかし、その人は「本当に、80才ぐらいに見える。」と力説し、ほかにも、「お年寄りに見える。」と言う人が何人かいたので、ふざけているのではないということがわかりました。
 でも、どうして、この女の人がお年寄りに見えるのかは、わかりませんでした。
 反対に、「お年寄りに見える。」と言っていた人たちは、「どうして、この女の人が、若く見えるのかがわからない。」と言っていました。

 私は、しばらくその絵を見ていて、やっと、お年寄りに見えるという見方がわかりました。

 5年生の教室では、お年寄りに見えると言っていた子どもが、ここが鼻で、ここがあごで…と説明してくれました。その説明を聞いていたもう一方のグループの子どもの中の1人が、しばらく、その絵を見ていて、急に「キャッ」と小さな声を出しました。(魔女のようなお年寄りに見えた瞬間なのでは、と思います。)

 自分の見方だけが正しい、自分の考え方だけが正しい、と思わないで、ほかの見方や考え方に対して、「そういう見方や考え方もあるか。」と耳を傾けることも大切なことではないだろうか、という話をして、道徳の授業が終わりました。

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2015年10月のひとりごと

 前期の委員会活動が終わり、メンバーが替わって、後期の活動が始まりました。
 今年度、私は、図書委員会を担当しています。
 後期の活動計画を決める数日前に、図書委員長が、職員室にいた私のところへ、後期はこんな活動をしたいという話をしに来ました。
 これまでの活動をもとにしながら、新しいアイデアも盛り込まれていました。
 更に、自分の考えをよりわかってもらうために、具体物も持ってきていて、それを使っての説明もしていました。
 「しおり作りをしようと思うんですけど、ひもの部分をこれまでのモールから、とうきびの皮に変えてみたらいいかと思うんですけど…」
と言って、実際に持ってきたとうきびの皮を取り出して、説明していました。
 「こういう案で、図書委員のみんなに提案しようと思うんですけど、どうですか?」
ということでした。
 すばらしいと思いました。
 (この会話を近くで聞いていたほかの先生は、「自分で会社を作って、やっていけそうな感じですね。」と言っていました。)
 分数のたし算ができるようになったり、都道府県を覚えたり、開脚前転ができるようになったりと、学校に来て学習することでつく力がたくさんありますが、このような「自分の役割を自覚して行動する」「よりよいものを作るために方法を考えて、それを人にわかりやすく伝える」という力も身につけてほしい大事な力の一つです。
 今の5年生も、今年の6年生を良きお手本にして、素敵なリーダーになってほしいなと思います。

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2015年9月のひとりごと

 ある幼稚園の先生が、そこの幼稚園の子どもに、次のように注意されたことがあったそうです。
 「先生、毎日幼稚園に来てるけど、大人なんだから、そろそろお仕事行ったら?」

 夏休みから、となりの小学校の子どもが2人、本校の少年野球の練習に参加しています。
 練習が終わって、道具をかたづけながら、私が、その2人の子どもたちに、その子たちのチームの監督やコーチの職業を尋ねていました。その子たちは、
 「監督は農家の人で、コーチは農家の人ではありません。」
と答えていました。
 「そうなんだ。コーチは会社で働いている人なのかな。」
 そんな会話をしていると、その近くで会話を聞いていた本校の低学年の子どもが、私に向かって、
 「監督は何のお仕事をしているのですか?」
と訊いてきました。
 きっと、前述の幼稚園の先生は、
 (あの~ここが私の職場なんですけど…)
と思ったことと思います。
 私も、
 (あの~ここが私の職場なんですけど…)
と思いつつ、
 「この小学校の5年生の先生だよ。」
と答えました。
 「あっ、そうだった。」
と言って、その子は道具のかたづけの続きをしていました。
 そう訊いたのは、夏休み中で、グランドでは私に会うけれど、校舎の中では、しばらく会っていないからなのかな、とか、完全に気持ちが、野球モードに切り替わっていたからなのかな、とか想像したのですが、子どもっておもしろいなと思いました。

 話は変わりますが、低学年の担任をしていて、子どもと話をしていると、子どもが、間違えて私のことを「お母さん」と呼ぶことがあります。すぐ伝えたいことがあるときに、あわてて間違うようです。すぐに、「あっ、間違えた。」と恥ずかしそうにしているのですが、そんなときも、子どもって、おもしろいな、と思います。
 更にすごかったのが、「お母さん」ではなく、興奮して「キティーちゃん」と呼ばれたことがありました。
 やはり、その時も、「あっ、間違えた。」と言っていたのですが、話をよく聞いてみると、私を呼んだあと、「キティーちゃんの絵のついたバッグを買ってもらった。」と言いたかったようで、それを早く言いたくて、言いたくてしょうがなく、私の顔を見たとたん、つい、「キティーちゃん」と呼んでしまったようです。
 しかし、キティーちゃんとは、正反対のところにいるような風ぼうの私を見て、おかしくなって、二人で笑っていました。
 子どもの思いがけない言葉に、たびたび楽しませてもらっています。

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2015年8月のひとりごと

 「道がふたつになったときに、あえてあきらかに損だという道を選ぶのが芸術家だ。」
 「太陽の塔」などの作品を制作した芸術家 岡本太郎さんの言葉です。

 今年の春先に、自転車に乗って、家庭訪問をしているときに、近いほうの道を選んで、犬に追いかけられたことがありました。あえて、遠回りの道を選んでいれば、犬に追いかけられることもなかったのですが…

 もうすぐ、宿泊学習があります。2学期に入ってすぐの行事なので、夏休みが明けて、みんなで、しおりを手作りするには時間がありません。
 また、学校のパソコンには、昨年度のしおりのデータが入っています。
 そこで、1学期の終わりに、
 「宿泊学習のしおりは、夏休み中に、担任のほうで、パソコンで作っておこうと思うんだけれど、いいかな?」
とたずねたところ、
 「自分たちで、手書きで作りたい。」
という子どもたちがいました。
 パソコンで作るほうが楽なのですが、その意欲がいいなと思い、パソコンはやめて、手書きのしおりを作ることにしました。

 その子たちは、夏休み中にしおりの原版を仕上げて、2学期の始業式の日に持ってきました。そのがんばりのおかげで、次の日には、しおりをみんなに渡すことができました。

 楽だと思った道を選んで犬に追いかけられた私とは違うなと思いました。

 そんなことがあった数日後、新聞を読んでいると、読者の声のような欄に、大学生の息子さんがいるお母さんの投稿が載っていました。その記事によると、息子さんが帰省した時に進路の選択に迷っていたそうです。的確なアドバイスが見当たらなかったお母さんが、「どちらを選ぶか迷った時はより困難な方を選びなさいと、だれか忘れたけれど本で言っていたよ」とアドバイスしたそうです。その数日後、息子さんは、東京に戻ることになったそうです。帰るときは、お母さんの手作りのおにぎりを空港に向かう車中で食べるのがいつものパターンだそうです。息子さんは、「このおにぎりがうまいんだよなぁ。コンビニとは全然違うんだ」と喜んで食べるそうです。しかし、その日は朝6時の出発で、早起きが大変だと思い、前日にパンを買っておいて車中で「食べる?」と渡したそうです。息子さんは、「手作りおにぎりじゃないのか…」とがっかりして、パンは食べなかったそうです。その時、お母さんは、「やっぱり
困難な方を選択すればよかった」と後悔したそうです。それを息子さんに言うと、「身をもって教えてもらったよ」と爆笑していたそうです。
 ここにも、困難な方を選べばよかったという人がいるなと、新聞を読みながら、共感していました。

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2015年7月のひとりごと

 先日、登校途中に朽ち木をほじって、クワガタを探している子どもたちがいました。
 ちょっと声をかけて、私は学校へと向かいました。
 その15分後、子どもたちは、
 「先生、クワガタがいた。」
と言って、興奮して、レジ袋に入れたクワガタを教室に持ってきました。
 見せてもらうと、いるわ、いるわ、アカアシクワガタとコクワガタが、全部で11匹。
 今はお店へ行ったり、ネットで注文したりすると、外国産の珍しいクワガタやカブトムシを手に入れることもできます。
 でも、お金を出して手に入れるよりも、きっと、大きな感動があったと思います。
 私も、小学生の頃に、友達といっしょに秘密の木でクワガタを見つけて、すごくうれしかったことを覚えています。
 子どもたちがクワガタにさわりながら、どうやって見つけたかを説明してくれている姿を見ていて、40年以上前の自分の小学生の時の一場面と重なりました。

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2015年6月のひとりごと

 コマは回っているから安定しています。
 地球も巨大なコマで、時速1700kmほどで自転しているそうです。

 4月に新学期が始まって、2カ月半ほどが過ぎました。
 子どもたちは、毎日の授業はもちろん、そのほかにも、委員会や係を決めたり、その仕事に取り組んだり、学級の歌を作ったり、「1年生を迎える会」の台本を作ったり、その練習をしたり、遠足に行ったり、田植えをしたり、学級園の作業をしたり、運動会の練習をしたりしてきました。
 運動会が終わると、今度は、社会見学に向けて、しおり作りに取り組みました。そのほかにも、家の手伝いをしていたり、自分の習い事があったり、宿題があったりしています。

 回り続けているなと思います。

 運動会の様子を見ていても、しおり作りの様子を見ていても、そのほかの活動の楽しそうな様子を見ていても、回らされているのではなく、意欲的に回っているように感じます。
 安定している子どもたちだなと思います。

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2015年5月のひとりごと

 「1年生を迎える会」での6年生の出し物は「先生クイズ」でした。
 ヒントを3つ出して、どの先生のことなのかを当てるというものでした。
 私の第1ヒントは「本が好きな先生です。」というものでした。(数年前に同じようなクイズがあったときには、「野球が得意な先生です。」というヒントだったような気がします。)
 私はそれほど読書家ではなく、この学級(5年生)の本好きの子のほうが、年間の読書量は、はるかに私より多いと思うので、そのヒントを聞いた時は、意外だなと思いました。また、ちょっと、うれしくも感じました。
 そんな私が、昨年読んだ本の中で、特に心に残った本が「置かれた場所で咲きなさい」という本でした。
 境遇を選ぶことはできないが、生き方を選ぶことはできる、といった内容の本でした。

 高学年という多感なこの時期、子どもたちはいろいろな経験を通しながら、自分なりの生き方を身につけていくだろうなと思います。
 その時、自分の近くにいる親や先生や友達の影響って、少なくないだろうなと思います。

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プロフィール

かがやき

Author:かがやき
 北海道の小学校教諭です。また、日本メンタルヘルス協会で心理学を学び、基礎心理カウンセラーの資格を頂きました。特別な出来事ではない、日常の学校生活の出来事や感じたことなどをお伝えしていきます。その中で、子育ての参考になることが少しでもあれば幸いです。

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