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2017年7月のひとりごと②

 前回のひとりごとに続いて、話の聞き方のことを書こうと思うのですが、その前に、心理カウンセラーの先生が話していた「悩み」のことを書きたいと思います。
 その先生は、「悩みは人を成長させるもの」と考えているそうです。ですから、話を聞いて、カウンセラーが悩みそのものを解決しようとすることは、その人の成長の機会を奪うことになると、考えるそうです。

 「学校の先生も、親も、子どもの悩みを解決してあげようと思って、ついつい、子どもの悩みそのものを排除しようとすることがあるけれど、それは、子どもの成長の機会を奪うことになる。先生も親も、子どもの悩みを聞いてあげて、子どもが話しているうちに、子ども自身が、自分で考えが整理されてきて、どうしたらよいか、自分で解決方法を考える。それが、子どもの成長につながるのではないか。」

 そんな話をしてくれました。
 
 つまり、悩みそのものを解決しようとするのではなく、まずは、話を聞いてあげることが大事だという話でした。
 そのときに、「聞いてもらっている」と感じる聞き方の1つに、前回の「ひとりごと」に書いた、「人の顔を見て聞く」「うなずきながら聞く」がありますが、更に、アクティブリスニングという聞き方があります。そのことを「7月のひとりごと③」に書きたいと思います。


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2017年7月のひとりごと

 3年生の国語の教科書に「気持ちをつたえる話し方・聞き方」という単元があります。
 先日、その授業をしていて、最後のほうで、いい話し方、聞き方を子どもたちといっしょに、次のようにまとめました。

  ・相手と目を合わせて、話したり、聞いたりする。
  ・うなずきながら聞く。

 そのまとめを黒板に書いているときに、私が20代の頃、先輩の先生が言っていたことを思い出しました。

 その先生は、その時、1年生の担任でした。
 休み時間に、教室でテストのまるつけをしていると、1年生の子どもたちが集まってきて、その先生に、いろいろと話し始めたそうです。その先生は、忙しかったので、まるつけをしながら、「うん、うん。」と聞いていたそうです。
 すると、1人の子どもが、両手で、先生のほっぺたをはさみ、先生の顔を自分のほうに向かせて、
 「先生、ちゃんとこっちを見て聞いて。」
と言ったそうです。
 その先生は、自分の反省として話していたのですが、今でも、私の心の中に残っているその先生からの大事な「教え」です。

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2017年6月のひとりごと

 3年生では、理科で「モンシロチョウの育ち方」の学習をしています。
 「モンシロチョウは、なぜ、キャベツの葉に卵を産むのか。」
と発問すると、
 「モンシロチョウの幼虫がキャベツの葉を食べるから。」
という答えが、すぐに返ってきました。
 そこまでわかれば充分なのですが、ちょっと脱線して、
 「どうして、モンシロチョウのお母さんは、幼虫がキャベツの葉を食べると知っていたのかな?モンシロチョウの学校へ行って、教えてもらったのかな?」
と言ってみました。
 すると、
 「モンシロチョウのおばあちゃんがキャベツの葉に卵を産んだことを、モンシロチョウのお母さんは覚えていたから。」
という答えが返ってきました。予想していなかった答えで、おもしろいことを言うなぁと、思いました。
 本能ということに少し触れたかったので、
 「みんなは、生まれてすぐのときに、お母さんのおっぱいを吸っていたでしょ。そこを吸うと、おいしいものが出てくるということを教えてもらわなくても、生まれてすぐにできたでしょ。どうしてなのかな?」
と言ってみました。
 すると、今度は、
 「お母さんのおなかの中にいるときに、お母さんが心の中で教えてくれていたんだと思う。」
という答えが返ってきました。
 またまた、予想していなかった答えでした。
 ちょっと脱線した話をしても、その反応がとてもよい子どもたちで、授業者の私が、その発言に楽しませてもらうことが、たびたびあります。

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2017年5月のひとりごと②

 授業中、子どもたち同士で、自分のやり方を交流し合ったり、わからないところを教え合ったりする場面を作っています。

 休み時間に行う「挑戦コーナー」を作りましたが、友達同士で、コマの回し方を教え合ったり、けん玉のやり方を教え合ったりしている場面も見かけます。

 学級園を8つに分けて、担当を決めて、○○ファームとか○○ガーデンという名前をつけました。そのファームやガーデンで、農業に詳しかったり、興味が強かったりする子が、苗を植える間隔を教えたり、脇芽を摘むことを教えたり、肥料や水やりのことを教えている場面も見かけます。

 親切に教え、素直に聞いている様子が、とてもいいなと思います。

 これからも、学校が一方的に話を聞くだけの場所ではなく、学び合う場所になるように、授業作りや環境作りをしていきたいと思います。

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2017年5月のひとりごと

 前回の「ひとりごと」で、「小さな成功体験を積み重ねることが、この先、困難なことにぶつかったときに、乗り越える力の1つになるのではないか」ということを書きました。

 もう1つ、困難を乗り越えるためには、「子どものときに、小さな挫折を経験すること」も大切なのではないかと、思います。

 大人がいつも先回りをして、子どもが挫折を経験しないようにして、そして、子どもが大きくなって、困難なことにぶつかったときに、小さな挫折を経験してこなかった子どもが、大きく挫折して、困難を乗り越えることができなかったら困るなと、思うからです。

 学校では、いろいろなことがあります。
 児童会役員選挙に出たのに、当選できなかった、運動会で1位を狙っていたのに、3位だった、漢字50問テストで100点を取れると思っていたのに、92点だった、昼休みに○○くんといっしょに卓球をしようと思っていたのに、○○くんは体育館へおにごっこをしにいってしまった、好きな子が自分のほうを振り向いてくれなくて、ほかの子と楽しそうにしている、などなど、自分の思い通りにいかないことがたくさんあります。
 そのことを「自分にとってマイナスな出来事」と考えるだけではなくて、「自分の成長にとって、そういうことも大切」ということを、折に触れて、子どもたちに話していきたいと思います。

 小さな成功体験や小さな挫折を繰り返しながら、心豊かに成長していってほしいなと、思います。


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2017年4月のひとりごと

 先日、春休み中に何度も書き直した学級通信の第1号から第6号までを、もう1度、読み返してみました。
 始業式の日から、自分はいろいろなことを伝えようとしているなと、思いました。
 私は、決して、几帳面でもなければ、神経質でもありません。子どもたちに対しても、「良きに計らえ」というようなところもあるのですが、ここまでは許すけれど、ここからは許すわけにはいかないというラインは持っていたいと、思っています。
 そんな担任の思いが伝わるといいなと、思います。

 また、子どもは、小さな成功体験を積み重ねることも大切だとも、思っています。それが、この先、困難なことにぶつかったときに、乗り越えることのできる力の1つになるのではないかと、思っています。
 これからの学校生活の中で、子どもたちのいいところを見つけ、ほめていきたいと思っています。

 当たり前のことですが、だめなことは叱る、いいことはほめる、という姿勢でやっていきたいと思います。

 そのためにも、まずは、子どもたちのことを知ることから始めたいと思います。

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2017年3月のひとりごと②

 卒業式が終わり、だれもいなくなった教室で、卒業式のことを思い返してみたり、卒業文集を読んだりしていました。
 本当にいい子どもたちだったなと、思います。
 お母さんたち、お父さんたちに書いて頂いた作文を改めて読んでみて、子どもたちは、「親から愛されている」という安心感があるから、いい子どもたちだったんだなと思いました。

 きっと、厳しく叱られたり、口うるさく注意されたりしたことは、いっぱいあったと思うのですが、その根底に「自分は親から愛されている」という思いがあったから、心が安定している子どもたちだったんだなと、思います。子どもたちから、親に向かっての呼びかけを聞いていて、そんなことを思いました。

 また、この学年のお母さん、お父さんたちは、自分のうちの子だけでなく、人のうちの子に声をかけているところをよく見かけました。子どもたちからも、自分の親だけでなく、友達のお母さん、お父さんに話しかけたり、ふざけたりしているところをよく見かけました。

 みんなで子どもたちを育てているいい学年だったなと、つくづく思います。


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2017年3月のひとりごと

 仲のいい子どもたちです。
 よくいっしょに遊んでいます。
 だからといって、いつも、同じメンバーだけで、いっしょに遊んでいるというわけでもありません。

 先日も、帰りに玄関にいた仲のいい2人が、同じことをして遊ばずに、1人は外へそりすべりに行き、もう1人は学習室へオルガンを弾きに行っていました。

 また、別の子どもたちは、昼休みに、1人はプレイルームに卓球をしに行き、もう1人は教室で本を読んでいるということもありました。

 そんなところにも、この子たちの関係の良さが表れていると思います。
 きっと、そりすべりとオルガンに分かれて、違うメンバーと遊んでも、2人の関係が悪くなるという不安がないのでしょう。だから、そんなことを気にせずに、そのときに自分のしたいことができるのでしょう。

 1人で本を読んでいたら、友達関係が崩れてしまうのではないかという不安がないので、読みたい本があるときには、安心してその本を読むことができるのでしょう。

 友達との距離のとり方がちょうどいいということかもしれません。

 みんなといっしょにも楽しめる。
 1人の時間も楽しめる。
 メンバーが違っても楽しめる。

 見ていてそんな感じがします。

 これからも、集団生活を通して、より良い人間関係の築き方を学んでほしいなと、思います。



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2017年2月のひとりごと

 親子の間では、感謝の気持ちがあっても、それを常に言葉にして伝えていくことは、なかなか難しいことかもしれません。
 しかし、言葉にしなくても、わかってくれているはずだと決めつけないで、時には、言葉にして伝えることも大切なことではないかなと、思います。

 卒業式の6年生の呼びかけの言葉を作るにあたって、昨年までのコピーを子どもたちに渡して、それを手直しして作らせるのではなく、自分たちで原案を作らせてみました。

 また、卒業文集の制作も始まりましたが、子どもたちの作文だけでなく、保護者の方々にも、原稿を書いて頂きました。

 呼びかけの言葉のことも、卒業文集のことも、そういうやり方をすることが本当にいいかどうか、自分の中では迷いがありました。
 しかし、子どもたちの書いた呼びかけの言葉の原案を読み、保護者の方々に書いて頂いた卒業文集の原稿を読んでいると、子どもの思いと親の思いが伝わってきて、卒業という節目の場面では、こういうことも大切なことではないかなと、思いました。

 子どもたちは、呼びかけの言葉を一生懸命考えたと思います。よくがんばりました。
 また、忙しい中、原稿を書いてくださった保護者のみなさんには、感謝申し上げます。ありがとうございました。


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2017年1月のひとりごと②

 週に1回、本校に来ている図書館の司書さんがいます。
 その司書さんが、今月いっぱいで仕事を辞めて、違うところで働くことになったそうです。
 話を聞いてみると、本校に来て、子どもたちと触れ合っているうちに、学校の先生になりたくなって、3年ほど前から、司書さんをやりながら、通信制の大学で勉強を始めたそうです。
 そして、昨年の秋に、ついに教員免許を取り、2月から、道内のある小学校で働くことになったそうです。そのため、今月いっぱいで、今の仕事を辞めることになったということでした。
 なかなか、すごい決断だなと、思います。

 子どもたちは、いろいろな人たちの影響を受けながら成長しています。
 今回は、その逆で、子どもたちが大人に影響を与えた話だと思います。
 つまり、大人も子どもも関係なく、人間はお互いに影響を与えたり、受けたりしながら成長していくものだなぁと、思います。

 その司書さんが、本校に来る最後の日の休み時間に、子どもたちが図書室に顔を出したり、話をしたり、手紙を渡したりしていました。その様子を見ていると、司書さんが大きな決断をした気持ち、なるほどなぁと、思いました。
 本当にいい子たちだなぁと、思います。


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プロフィール

かがやき

Author:かがやき
 北海道の小学校教諭です。また、日本メンタルヘルス協会で心理学を学び、基礎心理カウンセラーの資格を頂きました。特別な出来事ではない、日常の学校生活の出来事や感じたことなどをお伝えしていきます。その中で、子育ての参考になることが少しでもあれば幸いです。

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