2016年11月のひとりごと

 保健室前の廊下の掲示板のところに、子どもたちが集まって、掲示物を読んでいました。
 何を読んでいるのかなと思って、掲示板を見てみると、宝塚歌劇団伝説の教え「ブスの二十五箇条」というタイトルの掲示物が貼られていました。
 そこには、
  ・笑顔がない
  ・責任転嫁がうまい
  ・お礼を言わない
  ・おいしいと言わない
  ・人のアドバイスや忠告を受け入れない
などの言葉が、箇条書きで、25個書かれていました。
 また、アインシュタイン、本田宗一郎などの名言も、掲示されていました。
 それを真剣に読んでいる子どもたちの姿を、たびたび見かけます。
 人によって、心に引っかかる言葉は違うと思うのですが、たくさんある言葉の中には、その人の生き方に大きな影響を与える言葉もあることでしょう。
 言葉の力って、大きいなと思います。
 そういう言葉を発信していくことも、学校の大事な役割の1つだなと、思います。

 余談になりますが、最近、天然水のコマーシャルで流れている宇多田ヒカルさんの「道」という曲が、私の中で、すごく心に引っかかっています。はじめは、メロディーに引っかかっていたのですが、歌詞を見てみると、その言葉に心が引っかかり、何度もその曲が、頭の中で流れています。


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2016年10月のひとりごと③

 朝の会のときに、「お母さんの作ってくれた料理がおいしかった。」という内容のスピーチが、時々聞かれます。

 野球の練習が終わって、迎えに来てくれたお母さんの顔を見るなり、
 「今日の晩御飯、何?」
と訊いている場面も、時々見かけます。

 親子は、いろいろなことで、つながっていますが、この「食」でのつながりも、なかなか大きいのではないかなと、感じます。

 「食」についての話をもう1つ。
 今年も、学級園で、野菜や花を育てました。
 そして、収穫して、枝豆の塩ゆで、粉ふきいも、ゆでとうもろこし、とうもろこしのバター炒め、フライドポテトを作って食べました。
 また、学級園で育てたものではありませんが、グラウンドで、栗拾いをして、それをゆでて食べることもしました。
 来月には、収穫した米を使って、たて割り班で、カレーライス作りもします。

 調理だけでなく、とうもろこしの皮をむいたり、枝豆の収穫をしたりすることも、初めての経験と、言っている子もいました。

 育てて、収穫して、調理して、おいしくいただく、そんな経験も、子どもの成長にとって、大事なことの1つではないかなと、思います。


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2016年10月のひとりごと②

 学芸会の劇の練習が終わると、私のところに数人の子どもたちが集まってきて、このセリフは、こういうセリフに変えたほうがいいのではないかと、言ってきました。
 「なるほど」と思える理由だったので、忘れないように、台本に赤ペンで書きこんでおきました。

 次の日も、その次の日も、劇の練習のあとは、そうすることが、恒例のようになっていき、私の台本には、どんどん赤ペンの文字が書き込まれていきました。
 セリフだけでなく、スポットライトのタイミング、色などについても、いい意見が出されるようになっていきました。

 漢字の読み書きや、文法などの、部分的な国語力ではなく、総合的な国語力の高さみたいなものをそこから感じました。おかげで、台本がどんどん膨らんでいったように感じます。

 また、セリフの内容から、その小道具があったほうがいいと思われるものを、家から持ってきたり、作ってきたりする子どももでてきました。

 また、学校でも、小道具作りをしたのですが、ダンボールやビニールテープを渡しておくだけで、自分たちで考えて、楽しそうに作っていました。
 バック絵も、苦労しながら、自分たちで描いていました。

 みんなで、一生懸命作っていく楽しさを実感できた学芸会だったなと思います。

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2016年10月のひとりごと

 私は、卒業アルバムなどに、「何かひと言、書いてください。」と頼まれたときに、
 「やる気のある者は、方法を考え、やる気のない者は、言い訳を考える。」
と書くことがあります。

 前回に続き、目の前の出来事を何とかしようとした話を書きます。

 お祭りのおみこしが始まる前に、だれが、トラックの荷台に乗って、太鼓を叩くかで、子どもたちの間で、少しもめていました。
 すぐに、出発の時間になったので、とりあえず、3人の子どもたちが、荷台の上に乗って、太鼓を叩いていました。

 午前の部が終わり、公民館でカレーライスを食べているときに、「みんなが気持ちよく、交代していけるように、何とかしなければ…」と、思った子が、動き始めました。
 お祭りに来ているので、ノートや鉛筆は持ってきていません。見ていると、まず、公民館の事務所へ行って、紙とペンを借りてきていました。
 そして、周りにいた子たちに相談しながら、太鼓を叩く3人組を8組ほど作り、紙にまとめていました。
 相談の席にいなかった子には、
 「これで、どうだろうか?」
 と紙を見せながら、声をかけ、
 更に、役員さんに、
 「このように、交代していきたいので、途中で、トラックを止めてほしい。」
というお願いもしていました。
 おかげで、午後の部では、みんな、気持ちよく太鼓を叩くことができていました。

 まさに、「やる気のある者は、方法を考える」だなと、思いました。

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2016年9月のひとりごと

 小さなことですが、給食時の牛乳のストローの袋は、ストローを袋から出して、その袋を机の上に置き、食べ終わったあと、食器をかたづける時に、各自が、ごみ箱に捨てています。
 しかし、教室の掃除をしていると、床にストローの袋が落ちていることがあります。暑い日が続くこの時期は、教室の窓を開けているため、風が入ります。風に吹かれて、袋が飛んでいき、そのことに気づかないことがあるので、夏のほうが、冬よりも袋が落ちていることが多くなります。

 給食は、2つの班が、机を合わせて、グループで食べているのですが、最近、「いただきます。」をしたあとに、すぐに、グループの中の一人が、みんなの袋を集めだして、まとめて、ごみ箱に袋を捨てています。私の袋も捨ててくれます。
 そういうやり方をしたらどうだろうか、ということを私は一切言っていません。ストローの袋が床に落ちて困っているということも、言っていません。

 夏は床にストローの袋がよく落ちているという現状を見て、自分たちで対策を立てて実践しているところが素晴らしいと思いました。「小さなことですが、」と書き出しましたが、このことは、なかなか大きなことだな、とも感じています。

 「目の前の問題を工夫して解決しようとする」
 小学校生活は、人として生きていくための大切なことを学べる場所だな、と改めて思いました。

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2016年8月のひとりごと

 1学期の終業式で感じた話を2つ書きます。

 5月のひとりごとで、「人の欠点ばかりに目を向けるのではなく、いいところを見つけようとするくせを身につけてほしい」という気持ちで、道徳の授業を行ったという話を書きました。
 終業式で、校長先生の話を聞いていると、それと関係した話が出てきました。
 校長先生は、「友達のいいところを見つけていると、自分も人間的に大きくなる、一人ひとりが大きくなると、クラスもよくなる、そうなると、おうちのほうにもいい影響がある。」という話をされていました。
 そのつながりや効果をわかりやすく説明してくれたと感じたことが、1つ目の話です。

 2つ目は、作文の話です。
 終業式のときには、各学年の代表が、その学期を振り返って、作文発表をしています。
 2年生の代表者による作文を聞いていると、「1学期、うれしかったことは、大なわとびで、220回跳べたことです。」という言葉が出てきました。
 大なわとびは、修学旅行に向けての取り組みなどがある忙しい時期に、児童会書記局の子どもたちが計画を立て、準備をしていた企画です。
 それを節目の終業式で、1学期うれしかったことの1つとして発表されるとは、書記局の子どもたちにとって、準備の苦労も吹き飛ぶ喜びだったのではないかと思います。

 校長先生の話と2年生の作文を聞きながら、どちらも、人と人とがいい影響を与えたり受けたりしながら、成長していく話だなと思いました。

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2016年7月のひとりごと

 たて割班活動が盛んな本校では、高学年の子どもが低学年の子どもの面倒をみていることがよくあります。
 ほうきの使い方を教えたり、苗の植え方を教えたり、水やり当番の声かけをしたりしています。
 また、朝自習が始まるまでの間、1年生が5・6年生の教室に来て、遊んでもらったり、おんぶしてもらったりしている場面も見かけます。

 福山雅治さんのヒット曲に「家族になろうよ」という名曲があります。
 「♪ いつか お父さんみたいに大きな背中で いつか お母さんみたいに静かな優しさで ♪」
というサビの部分が有名ですが、私は、2番の
 「♪ 明日の 私はそれほど 変われないとしても 一歩ずつ 与えられる人から 与える人へ 変わって行けるなら ♪」
の部分も好きです。

 5・6年生も、1年生の頃は、与えられることがたくさんあったと思うのですが、今の様子を見ていると、だんだん、与えられる人から与える人になってきているな、成長しているということだな、と思います。

 余談になりますが、修学旅行の時に、子どもたちの部屋をまわっていると、担任にコーヒーを入れてくれた子がいました。夕食の時に、ステーキを運んできてくれた子もいました。社会の時間に、戦国武将について、教科書に載っていること以上に詳しく教えてくれた子もいます。
 低学年の子どもに対してだけでなく、担任に対しても、「与える人」になってきているなぁと思います。 
 

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2016年6月のひとりごと

 健康や長生きにつながるホルモンがあります。エンドルフィンというホルモンです。
 エンドルフィンは、前向きな気持ちでいるときに分泌されるそうです。また、笑顔のときも、たくさん分泌されるそうです。

 修学旅行の日の朝、たくさんの人たちに、手を振ってお見送りをしてもらい、バスの中から手を振り返していた子どもたちの顔が、とてもうれしそうでした。

 バスの中で歌っているときも、ものまねを聞いているときも、みんなで食事をしているときも、プールに入っているときも、遊覧船に乗っているときも、ルスツで遊んでいるときも、おやつを食べながら、おしゃべりをしているときも、おみやげ屋さんで木刀を買っているときも、とてもいい笑顔でした。

 次の日、学校に近づいてきて、駐車場にお迎えの人たちの姿が見えたときも、ほっとしたような、おだやかな笑顔が、バスの中に広がりました。

 たくさんのエンドルフィンを出し続けた、いい修学旅行だったなと思います。
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2016年5月のひとりごと

  道徳の時間、「友達のいいところをたくさん見つけて、書き出そう」という授業をしました。(1枚の紙に子どもたちの名前が印刷してあって、その横が空欄になっています。その空欄に書き込んでいきます。)
 書き出したものは、集めて、担任のほうで、1人ずつのことについてまとめ、あとから、まとめたものを本人に渡すという話をして、40分間ぐらい、ひたすら書き出してもらいました。
 書き出したものを読んでいて、「そうだよなぁ、この子はそういうところがいいところだよなぁ。」と、担任も感じていたところがたくさん出てきました。
 また、「そんな面もあったんだ。」というところも出てきました。
 普段から友達のいいところに目を向けている子どもたちだな、と感じていたのですが、改めて、その思いを強くしました。
 また、数日後、何人かの子どもたちに、「いいところのまとめ、まだ、出来上がらないのですか?」と訊かれました。
 子どもにとって(大人も同じかと思うのですが)、友達からどう見られているかということは、とても気になることなんだな、ということも、改めて思いました。

 数年前、この授業をして、やはり、まとめを子どもたちに渡したことがあります。半年ほどたったある日、「落ち込んだときに、あのまとめを読むと、元気が出てくるんだ。」と言っていた男の子がいました。
 この授業を通して、人の欠点ばかりに目を向けるのではなく、いいところを見ようとするくせを身につけてほしいと思い、この取り組みをしました。
 また、このまとめが、少しでも、子どもたちの元気や力になるといいなと思います。

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2016年4月のひとりごと

 まだ春休み中の1学期始業式の前日に、新6年生たちが、入学式の準備のために登校してきました。
 今回の異動で転入してきた先生たちも出勤していて、新6年生たちといっしょに入学式の準備作業をしていました。
 作業が終わり、新6年生たちが帰ったあと、転入してきたある先生が、
 「涙が出そうになるくらい感動した。」
と言っていました。
 何のことかと思って、話を聞くと、まず、その働きぶりがてきぱきしていたところが素晴らしいと言っていました。
 それから、「ここに、この飾りを貼って。」などと、ものを頼んだときに、返ってきた「はい。」という返事が素晴らしい、と言っていました。
 また、使い終わった使い捨て手ぶくろをどこに捨てるのかわからなくて、困っていると、
 「わたしも手ぶくろを捨てに行くので、先生の手ぶくろも、いっしょに捨てておきますよ。」
と新6年生に言われ、その気遣いが素晴らしい、と言っていました。
 
 てきぱきとした行動や返事や気遣いが身についているのは、家庭の影響が大きいと思うのですが、自分の学級の子どものそういうところをほめられるというのは、担任としてもうれしく思いました。
 大事なことが身についている子どもたちだなと思います。

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プロフィール

かがやき

Author:かがやき
 北海道の小学校教諭です。また、日本メンタルヘルス協会で心理学を学び、基礎心理カウンセラーの資格を頂きました。特別な出来事ではない、日常の学校生活の出来事や感じたことなどをお伝えしていきます。その中で、子育ての参考になることが少しでもあれば幸いです。

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